女性が災害時や避難時に何着ておくといいのか?を年代別に問うてみて、55%の方がスポーツジャージだった。
で、こう質問してみました。
「ポケット少ないけど財布やカードケース(貴重品)ってどうするの??」
みなさん「ん~」って考え込んじゃって、答えが見えないのです。
そこで後押ししてみるつもりで
「私が着ているこういうパンツの形ってなんていうかご存知??」
「カーゴパンツとかっていうのは知ってるかな~?」
「あ~それポケット多いいね~」
「丈夫だよね~」
「乾きも早いの~??」と
ヒントさえ与えれば次から次へと言葉が飛び出すじゃないですか。
もちろん「ジャージ」は横になるときにはいいのですが、一日中着ること、着替えないで動かないといけないときにはポケットなどの収納が欲しいといっていました。特にトイレに持っていく品々(ポケットティッシュや生理用品)は隠して持っていきたいという意見なんです。
スポーツジャージに頭が固まっていた女性陣も、インナーにはドライウェアがいいってことはご存知で、あとは日常に何着ておくか、何に着替えて逃げるか、着る種類、どういったものをどこに置いて取り出す工夫をしておくか。
このあたりをクリアできれば随分と近道になりますよね
さて、そのカーゴタイプのパンツにはどういった物があるのかの参考に載せておきましょう。
上記製品はファッション系を重視したタイプで、サバイバルゲーマーが使うものとは別格です。
この品はスタイルがタイトで、普段着として使うことが可能です。
サバイバル女子が履いているパンツは、バトル ドレス ユニフォーム(略してBDU)といい、太ももの渡りが広くお尻周りもだぶつくくらい大きくなっています。
テレビでは「アメリカ陸軍兵士」、「SWAT特殊部隊」などが用いていてご覧なさったことはあると思います。
災害服、防災服、避難服として確保するならば、メンズのサイズダウンをお求めてください。ウエストにはアジャスターがついている製品が多くありますので、大きめのウエストでも差し支えないと思います。
インナーにはフィットブラとフィットスパッツを着て、身体を守っておくのがベストですね。
非常時のウエア(ユニフォーム)には機動性・機能性・使い道(用途)によって区分することが出来ます。
野戦(フィールドジャングル)ならばミリタリー製品、市中(コンクリートジャングル)ならばタクティカル製品とでも区分しましょうか。この中からアナタの考えに沿うものを選んでみます。
ちなみに、被災地活動時には迷彩柄(カモフラージュ)のユニフォームは自衛隊や海外の軍隊と御幣が生じるため着用できません。また、国内活動者は日本国旗のワークパッチも不要です。日の丸を付けるのは国際活動をするチームとなります。
この戦闘服(BDU)は体型を気にせず着られる服装ということで、女性に人気が有り、大きなメリットとして挙げられます。
それとミリタリー製品自体がサバイバルに適応しているわけで、戦地を災害地や被災地と置き換えられるわけです。
役立つというより、防災服・災害服の極めつけとも言えますよね。
置かれる状況は「地震災害、豪雨・洪水」のいずれかに見舞われた場合です。
設問対象者は「大震災」「豪雨災害」に見舞われ、避難行動を行った女性です。
■解答で多かったこと
1、部屋が潰されていない場合:バッグ
理由:詰めてる暇もなく後で詰められるように
2、何も持って出られなかった
理由:外に這い出すだけで精一杯。周囲の状況を見てから取りに入る。
豪雨:頭から足までの着替えとタオル
地震:毛布かタオルケット(発生時間と季節で違う)
着るもの
住むところ、寝るところ、いま電気があってテレビを観ていられる普段生活が充実してたことを再認識した。
そこに在って当たり前の生活がものすごく大切だということに気がついた。
避難用品をセットしておくのもいいけど、持って出られなかったので後で取り出せるようにするか、非常時の着替えだけは別の場所にもストックしておこうと思う。
恐怖は違うけど、使わないといけないものは同じような感覚。
この質問をみなさんにも投げかけておきましょう。
こうやってヒントを得て、自身で考えて結論づけていくことは「自助」の中でも一番初めにしないといけないところ!
考えて、行動に移して見てくださいね。