そうなんです。
豪雨災害の時は越水して河川が氾濫してから逃げ出す方が増えるんです。
地震の時でも揺れた後に避難行動をとることになります。
状態によっては荷物すら取り出せないほど崩れていたりと被害の差も出てきます。
なので、どの災害にも対応ができるキャパシティ(許容範囲)を自分で作っておく必要があるんですね。
それと家族構成はもとより、経年で劣化するのは人間も同じという事を念頭に!!
良く話題にしますが、非常時のグッズは旅に出るセットにアウトドア製品を足して行くといいと。
ただ、カタログを見て揃えようとするとすべて必要に感じてしまうもの。何もかも手にしてセットすると、とてもじゃないけど一人では担げない量になりますよ。
防災グッズはいつの間にかリュック式になってしまった日本の防災。
大きな弊害がここにあるんです。
水害で極端な被害と言えば家ごと水流に流されること、それと土砂崩れで埋もれてしまう事。もうひとつは土手が崩れて一緒に家まで持っていかれる被害。
まだリュックにグッズという方、そのリュックの行方はいずこに?
これなんですが、非常持ち出しができるのは事前に逃げ出す場合にとなります。
それ以外は以後にそのリュックを掘りだせるか?中味はつぶされていないか?となるんです。
揺れたらこれを持って逃げだす?!
そんなことは無理。
水があふれてるのに着替えを今からつめる??これも無理。
そういった問題をクリアしていきましょう。
☆入れ物にはなにがある?
☆持ち出す時に本当に手にする事が出来るか?
これを分散備蓄法といいます。
分散備蓄には2通りあって、一つは職場やクルマといったウツワ自体を分散する方法と、同じ建屋内で一箇所に集めないで各部屋に割り当てて行く方法です。
ポイントはクルマには居住空間があるため、車内で生活できる製品を。職場にはそこで被災した時に必要となる着替えやシューズといったものを。
住まいに分散するならば、水ボトルは各部屋に、各自のタンスには着替えセットをジップロックで収納しておく。詰めて行くバッグ類にこそタンスの横につるしておき、寝具の横にはサンダル程度を置いておく。
こうやって各部屋に割り当てておき、詰め替えをするならば一つの引き出しさえ開ければ良いようにしておきます。
多くの引き出しを開けている時間もないですし、見れば見るほどすべてを持ちだそうとしてしまいます。
下着類は「常着」と「非常着」が同じ製品であれば非常用セットとして予め詰めておけます。