10歳代から50歳代の女性に愛好者の多い「サバイバルゲーム」というのがあります。民間防災もこの「サバイバルゲーマー」たちを目掛けて、災害時の緊急支援活動体を作ってもらうためにアクセスしています。
なぜかというと
装備!
この方々は既に身にまとうユニフォーム、ヘルメット、ブーツといった安全ツールはお持ちで、使うメリットをご存知な方々なんです。
荒地や長期活動に対応できる利便性は、こういった品々に与えられたメリットなんです。
なぜかというと、ズバリ「自衛隊」や「米軍」のユニフォームを、戦闘服というがごとしですよ。
持つ装備もそれこそサバイバルだし。これを災害時や非常時に使わない手はありません。
人のカラダは大きく分けて「上半身」「中ごろ」「下半身」となります。
先ずは下半身から見ていきましょう。
地震災害と洪水・水害の地は「発生の瞬間から」荒地となります。
場合によっては、長距離を歩くことにもなりますよね。
道路冠水に至らないまでの大雨の状態でも、足元の悪さには神経を使うことでしょう。
映画でも兵士が編上げブーツで川を渡ったり、岩場や砂漠を歩いたりしているシーンをご覧になったこともあろうかと思います。
この時に履いているのが「コンバットブーツ・ジャングルブーツ・タクティカルブーツ」といった荒地に最適な編上げブーツなのです。
このブーツには様々なデザインと意図があり、本来は用途によって使い分けているのです。
特にソール面のブロックと言われる形で使い分けになるのですが、大まかには、このブロックの形状によって、名称も変わっていきます。
アメリカのSWATチームや日本のSATなどの特殊部隊が履いています。
ソールパターンは靴音を立てない柔らかいノンスリップ形状です。
サイドジップが付いているものが多く、外見でも判断できるのもいいですね。
車の長時間運転にはタクティカルブーツを使う方も多くおられます。
民間防災では「タクティカル」「コンバット」ブーツの女性サイズも取り扱っています。
コンバットソールにも様々なパターンがあります。
おおむね砂漠などの乾いた地に適していると言われています。
また、最近ではサイドジップタイプのデザインも発表されていますので、タウン使いには「タクティカル」「コンバット」スタイルを選ぶといいでしょう。
ソールはタクティカルよりも堅めです。
特徴はソールブロックの大きさです。
ジャングルという樹木の生茂った場所には、車のタイヤで言うダンプカーのタイヤパターンが最適。
そういうイメージで捉えてください。
それとソールに厚みがあり、突起物にも強くなっています。
ただ、ブロックと溝の差が大きくなるため、車のペダルに引っかかることもしばしば。サイドジップがないタイプが大半なので、脱ぎ履きを考えると躊躇してしまいます。
災害時は他の種類では太刀打ちが効かない荒れ場でもズバ抜けた機能があります。急流の中でも足から脱げることもありません。
ボディは布製が多いので、濡れてもそのまま乾かすだけ。手入れもほどほどで十分です。
国内で使う場合には、災害対応とするために「インソール(中敷)」には「クギ踏み抜き防止インソール」を敷いてください。
ブーツは輸入が大半です。
国内メーカーの安全靴とは製造意図が違うことで、鉄板とカップはついてきませんので、別途ご準備なさってください。